こんにちは!ミミです。
ATMで振込先をスマホを見ながら入力して、お札を何枚も現金投入口へ差し込んだ瞬間。
あれ、わたし今、何してるんだろう。そう思いました。
当時、ラバーストラップ(以下、ラバスト)全盛期。
たしか、2012から2014年くらいかな。
みんなブドウみたいにラバストを繋げてバッグにつけてた時代がありました。(懐かしいね)
初期の痛バッグというものが世に出だしたのってこの頃くらいだったかな?
ふんわりした記憶で申し訳ない。
わたしは実は痛バッグという文化に乗れずにいました。
なので、グッズを集めても活用できずに、同じものが大量にあっても開封もせずに持て余してしまうような状態でした。
それなのに、50個も100個も要りますか?要りませんよね・・・。
でもグッズを集める人、という枠から出るのが怖かった。
新しいラバスト出るって!という情報が出た瞬間にRTされて、
何個か買って推しが出たらいいね。とか、BOXしてみんなで分けようよ。とか、
そういうのじゃなくなったのは、いつごろだったかな、と思います。
当たり前のように、何十BOXするから引き取って。とか〇〇くん枠お願い。とか
そういう連絡が一気に来るようになりました。
そうしてわたしの金銭感覚はグッズ欲とともに麻痺していきました。
気持ちの中では、たくさんのものが絡み合っていたと今は思います。
正直なところ、見栄もありました。
わたしが断ったとしたら、その枠は他の同担へ声が掛かって、今後この子はわたしに声を掛けてくれないだろうなという不安も。
そうやって友達を繋ぎ止めておきたいという気持ちも少なからずあったんだと思います。
グッズをたくさん手にして、わたしはまだ〇〇くんを推していられるという安心感を得ていた部分もありました。
今考えると、何それ・・・って思いますし、思われるでしょう。
でもその時は、そんな事でいっぱいでした。
事務職で働いて、地方なので手取りは交通費を入れて16万ほど。
もちろん余裕があるわけではありません。
それでも、全部引き受けていました。
じゃあ、振り込みお願い!と届いたいくつもの口座番号にお金を振り込む時に、
この金額を他のことに使えばもっと有効な使い方ができるんじゃないのかな?と
初めて、この考えがストンと胸に落ちて気付きました。
あれ、わたし、何やってるんだろう。
そうやって、どっさり届いた100個を超えるラバストは、
使うこともほとんどなく、せめて自分は間違っていないと思い込みたいので、
それまでも同じように手にしていたラバストや缶バッジなどともに、
かわいい箱にしまっていました。笑
今、ツイッターでは、注意喚起とか人探しとかそういう物騒なツイートがよく出回っていますよね。
それも、わたしが当時苦しいなと思っていたよりも多い金額も珍しくありません。
もしかしたらわたしのように、こんな気持ちを抱えている人がいるんじゃないかなと少しだけ考えます。
もちろん、約束したことは最後まで守りましょう。それは、絶対です。
そして、次の約束は、考えよう。
本当に必要なのかな。金額をよく見て。
あなたが何時間、何日働いてその金額を手にしている?考えてください。
わたしは、そこまで至って、グッズを買うのを一度やめました。
辛かったです。
出る情報出る情報、やっぱり推しのグッズはかわいいしかっこいい。
でも減らすという考えはありませんでした。
きっとまた自分の弱い意志は欲に流されてしまうから。
ひとつならいいや、これは好きな感じだからみっつ買おう、そういうのもやめました。
声を掛けてくれる人に、ごめんね、今回やめとく。って言うのも、とても勇気が必要でした。
そして、一緒にグッズをたくさん買っていた友達はほとんどいなくなりました。
当たり前ですよね、そのキャラの枠を別で確保しないといけないんだから。
でもね、それって、本当の友達だったのかな。きっと違いますよね。
何にそんなに執着していたんだろう。
グッズの話に乗らなくなったって、それでも仲良くしてくれるお友達はちゃんといてくれました。
あなたのことを、ちゃんと受け止めてくれるお友達を大事にしてください。
本当に大切なものを見失わないようにしてほしいです。
最初、どんな気持ちでブログを始めて、
同じジャンルを好きな人のブログを見つけてドキドキしながらコメントしたこと。
その返事をもらえて、すっごくワクワクしたこと。
自分のブログを読んで、同じ気持ちの人がいて嬉しい。
お友達になりませんか?とコメントをもらった時に心がぴょんと弾んだこと。
お友達のブログが更新されるのを心待ちにしていたこと。
今、どうしたらいいんだろうって悩んでいる人が、もしこのブログを読んでくれているなら、断る勇気とか距離を置く勇気を少し持ってくれたらいいなと思います。
もちろん、グッズ集めを全て否定しているわけではありません。
わたしも今ではグッズは買うし、
ランダムのグッズで推しを引き当てる喜びは何にも変え難いと思っているし、
卒業したわけでもありません。
でも、自分のキャパを把握してグッズ集めをしています。
じゃなきゃ、心の底から楽しくはなれないと思うから。